たにぞうです。昨日書いた記事のシリーズ化が難しそうだったので、ちょっとテーマを変えました。今回のテーマは”意外な「あの人」が原画を担当したエロゲ”です。エロゲから一般に行って成功したイラストレーターさんは少なくないので、最近エロゲをはじめたオタク君にこそ見てほしいですね。
というわけで、記念すべき第一回を飾るのはこちら。
2005年にrúfから発売された『ユメミルクスリ』です。原案は田中ロミオ氏が担当しています。シナリオはほかの人が担当しているものの、いかにもロミオ氏が作りそうな内容なので、ロミオ氏のファンは一プレイの価値ありです。
一目でわかる人は少ないかもしれませんが、この作品の原画を担当したのは国民的イラストレーターの灰村キヨタカ(はいむらきよたか)氏です。名前だけではピンとこないという方のために説明しておくと、灰村氏は、鎌池和馬氏による日本のライトノベルシリーズである『とあるシリーズ』の挿絵を担当しています。しばらく前に多くのオタクを虜にした「御坂美琴」や「インデックス」などのキャラクターたちのビジュアルは、灰村氏によって生み出されました。
アニメだけ見たという人は絵柄の違いにびっくりするかもしれませんが、安心してください。だいたい不安定です。画力自体はさすがのものですが、アニメに近い絵柄だった時期は本当に短く、2024年現在もめまぐるしく変化を続けています。百聞は一見に如かずといいますし、実際に見てもらいましょう。
いや、変わりすぎだろ... 流れとしては、無印終盤あたりには少しがっしりして安定した絵に。そこからは、塗りの変化などはありつつも少しずつ丸くなっているといった感じでしょうか。私は無印終盤あたりの絵柄が好きです。
灰村氏が原画を担当したエロゲは私の知る限りこの作品だけなので、中古の流通がなくならないうちに買っておくことを強くお勧めします。
前回の記事と違って今回はまだいくつかネタがあるので、似たようなネタは気が向いた時に書いていこうと思います。
~完~