たにぞうのブログ

エロゲの感想を書いていきます。たまに他のことも書くかも

エロゲは常に異常独身男性向疑似恋愛体験電脳遊戯たりうるのか

 たにぞうです。まあ、言ってしまえばただのネタみたいなものにマジレスするのもなんですが、「推し」と「嫁」など色々と流れてきて少し思うところがあったので書きました。

 結論から言ってしまうとエロゲで疑似恋愛というのはだいぶ無理があるということになります。特に、その傾向は年々強くなっているという風にも考えます。私は、これは異常独身男性側の意識とエロゲの作り両方に依拠する問題だと考えています。理由を述べていきます。

 まず、最近のオタクは「嫁」という言葉をほとんど使いません。単に「推し」という言葉が台頭しただけにも思えるかもしれませんが、これら二つの言葉は明確にオタクとキャラクターの関係を違う形に定めています。「嫁」は擬似的に独立した人格を持つキャラクターを自らの伴侶として認めていて、恋愛関係を構築することを目指すことができます。つまり、双方向的な関係を基本とするわけです。反対に、「推し」は偶像としてのキャラクターをただただ愛でる以外の関わり方を想定していません。どこまで行っても一方的なわけです。書きぶりからは「推し」の方が悪いように見えますが、そういうわけではありません。あくまで、「嫁」は(擬似的に)双方向的、「推し」は一方通行の概念ということです。こうした違いから、キャラクターを他者でなく偶像として見ようという意識は年々強まっていると考えられます。nmmnは知らん。

 次に、エロゲの作りです。こちらは簡単な話で、主人公のキャラクターとしての存在感が濃いとテーマには沿わないということです。逆に薄ければ異常独身男性向疑似恋愛体験電脳遊戯と言えるかもしれません。個人的にはキャラクターらしい主人公も年々増えているような気がするんですが、全てプレイして数えることができるわけではないので断言はしません。体感でもいいので玄人エロゲーマーは意見を聞かせてください。

 とまあそんなわけで、異常独身男性向疑似恋愛体験電脳遊戯たりうるエロゲのほうがそうでないそれより少ないが、まあ物によっては当てはまることも十分にある、というのがいい落とし所ですかね。今後自分が異常独身男性向疑似恋愛体験電脳遊戯という言葉を使う時は内容を考えるようにしたいと思います。何かご意見あればコメントにどうぞ。

凍結記念(5回目)

 たにぞうです。また凍結してしまいましたので、Twitterに共有できるかテストも兼ねて書きます。最近ロクにブログをかけていなかったので、一回だけフォロワーの言うことを聞いてどれだけ面倒な記事でも書こうと思います。そんなわけで、Twitterでもここでもいいのでコメントよろしくお願いします。でも出来れば楽なのがいいので、いい塩梅のテーマでお願いします。

『恋愛ロワイアル』感想

 たにぞうです。プレイし終わったのに感想を書いていなかったので、今更ながら書くことにしました。少し時間が経ってしまっているのであいまいな部分があるかもしれませんが、そこはまあ、ご愛嬌ということで。

1.UI

 そこそこ新しいゲームなだけあって、全体的に良かった。ある程度カスタムもできるし、言うことなし。

 

2.音楽

 ボーカル曲はあまり印象に残らなかった。BGMは場面ごとの雰囲気をしっかりとこちらに示してくれるなかなか良質なものがそろっていた。

 

3.グラフィック

 期待していたより良かった。背景等しっかりしていたのもあるが、何より塗りがエロかった。最初に見たときは妹とか赤いのとか大丈夫なのかと思いもしたが、立ち絵にはすぐ慣れることができ、Hシーンはしっかり凝っていたので、ものの見事とはいかずとも期待は越えてくれた。SDは終始安定していて言うことなし。

 

4.シナリオ

 いつもスカスカになってしまっているので、ルートごとの評価と総括両方書くことにする。

 まず、花丸まりルート。主人公の過去に深くかかわっているキャラクターだが、個別はしっかりシリアスをしているのかと思いきやそうでもなかった。全編を通してコメディ色が強めで、合う人には合うタイプの構成と言えるかもしれない。過去編と今とであれだけ性格を変えておきながら大した説明もないのはどうかと思った。

 次に、梁染汐音ルート。王道の展開で特に言うことがない。ギャグは共通と同じようなノリ。メイドの蒼がかわいかったのは強く印象に残っている。ただ、「ぷくぅ!」というのは何だったのか。あまりに擦るから途中から可愛さに鬱陶しさが勝ってしまって不快だった。もう少しわざとらしさのない表現を模索してもらいたい。

 天ヶ峰蓮菜ルート。輝由奈の存在感が強かった。別にルートが用意されているのにもかかわらずあそこまで食い込んでくるのはどうなのかとは思ったが、蓮菜がアイドルを続けていくのであれば避けて通れる壁でもないため、順当な落としどころがこれくらいだったのだろうという印象に落ち着いた。キャラとして可愛さが飛びぬけているのでその点では満足だが、ギャグは弱めになるので注意。

 輝由奈ルート。過去から考えたらこうなるだろうなあという感じの展開が延々と続くと思ったが、ルート自体の短さが功を奏し、飽きる前にスッと終わった。印象だけで言えば悪くない。こちらもギャグは少し弱いか。

 小町乃々香ルート。おかしくなった主人公がおかしな妹とおかしなことを続ける。起こったことだけまとめるとなかなか悲惨で、ともすればBAD ENDともとられかねない内容だが、ギャグがうまく中和してくれたので楽しく読むことができた。

 鬼灯育代ルート。ヒロインがキチガイまみれなので普通の可愛さがよく沁みた。キャラデザもいいし、やることがないなりに潔く〆たのも評価できる。

 男友達ルート。特殊BADみたいなもの。日常の一部としてとりあえず回収しておけばいい。

 最後に総括。ギャグが合わなかった。だが、合う人にはとことん合うんだろうなとは感じる。上記の通り、作品全体を通してコメディ色が強めなので、ノリが合うかどうか体験版で確認するが吉。キチガイが多すぎるのもダメだった。大体のキャラクターが意味不明な機序で意味不明な結論を導き出していて、気分はまるで宇宙猫。また、個別に入った時点で基本そのヒロイン一筋になってしまっているのもよくなかった。ロワイアルをしっかりやり切ってほしかった。全体として悪くはないものの、面白さにつながらない挑戦が多すぎたという印象。

 

5.テキスト

 なかなかテンポが良く、読んでいて退屈することが少なかった。言葉も簡単で、大衆向けといった感じ。

 

6.総評

 ギャグゲーとしてならそこそこ。絵目当てで萌えゲーとして買うのは辞めた方がいいかもしれない。そこそこの値段なので、他に買いたい作品があるならしっかり検討することをおすすめする。

恋カケやりますねぇやりますやります

 たにぞうです。投稿頻度から分かるように最近ブログを書こうという気が一切湧かないわけなんですが、なんか湧いたのでモチベがあるうちにちょろっと書きます。

 まず、最近のエロゲ生活について。タイトルにあるように『恋×シンアイ彼女』をプレイしています。4月あたりからは色々と忙しくあまりエロゲをプレイできていなかったんですが、多少安定してきたのでこれからは恋カケ以外にも色々と少しずつ進めていけたらなと。今気になっているのは『瞬旭のティルヒア』『WHITE ALBUM 2』『D.C.Ⅲ』あたりですね。いずれも所持はしているので、恋カケが終わり次第始めていきます。

 次に、恋カケをプレイして気付いたこと。俺って変な方言キャラがめちゃくちゃ嫌いだったわ。やっぱり土人の言葉は耳に合わないんだよな。ミュートは主義に反するからしないけど、台パンが出そうになる。

 最後に、恋カケをある程度進めて出てきている感想。ゆいだわ。ゆいです!せ、セイタカアワダチソウ!俺って小鞠ゆいだと思う。

 最初に気になっている作品を3つ挙げましたが、他に何かあったらなるべく詳しくおすすめしてくれると嬉しいです。

グッズについて思うことなど

 たにぞうです。みんなグッズとか買うよね。エロゲの特典自体、ゲームの内容よりグッズの方が多いから当然ではあるのかもしれないけど。

 俺はもう何度もグッズ、つまり作品の外の要素に興味を持てなくなってきたということをブログで言っている。また、それについて寂しいと思っている。

 ただ、一体何が変わってそうなったのかということをしっかり考えたことはなかった。だから、今回はグッズへの興味をなくした理由と、それを寂しく思っている理由について考えていこうと思う。

 

 まず、興味を持つ、つまり買おうと思っているということは自分なりに価値を感じていたことになる。今の俺はそうではないが、少なくとも過去は金を出してもいいと考えていたわけだから、何に金を出していいと考えていたのか考える。

 1番に考えられるのはキャラ萌えになる。キャラが好きだからそのキャラのグッズに囲まれたい、というのはまあ自然な感情だろう。そして、最近の俺は物語を通して自分の中で構築したキャラクター像それのみで価値が完結していて、見た目だけ外に出てきてもらわなくても輝きはあるよねという感じの考えになっているから、キャラのグッズを欲しがらないというわけだ。ただ、そうなるとグッズが物語性を帯びだしたらどうなんだという話になる。が、一旦保留としておく。

 2番目は交流目的だ。事実として、大量にグッズを持っていたら注目される。痛バッグ?とか机いっぱいのグッズとか、そういうものを撮ったツイートにはたくさんいいねが集まるし、フォロワーも集まりやすくなる。これに関しては、凍結の連続で萎えたのが関係しているのかもしれない。最近は好きにツイートできれば十分だと思っている。

 3番目は一枚絵への無関心だ。俺は単に一枚絵に興味がなく、それから物語を読み取ることにもあまり楽しみを見出さない。だから、キャラ萌えの箇所で語った、物語性を持ったグッズにも大した興味は持たない。

 3番目、一枚絵への無関心でグッズの物語性について補完ができたのでまとめると、俺はかつてキャラクターを愛でながら馴れ合うために興味のないグッズを買い漁っていたが、キャラクターを愛でることにも馴れ合うことにも飽きてしまってグッズを買う理由がなくなってしまった、ということになる。

 

 次に、寂しく思う理由を考える。寂しいということは、グッズを買うことやグッズに興味を持っている状態を嬉しい、楽しいことだと感じていたということになる。だから、その理由を考えていく。

 分からなかった。教えてくれ。 

ネオン・スカラ・スミリヤさんって俺の妹だったよな in 2024

 たにぞうです。いや、たにぞう・スカラ・スミリヤと言ってもいい。俺はスミリヤ家の人間なんだよ。最近ふとした時にネオンたちとの思い出が蘇ってくるんですよね。テスラ先生の下に集って楽しそうに遊んでいるネオンとか、異常速度愛者のヴァルターとか、ガキらしくない覚悟をキメるマクレガーとか。 ナイチンゲールは多分俺のことが好きだったと思う。俺はそんな子供たちを少し離れた場所から見守ってるんですよ。そして、たまに遊んでやるんです。現象数式で手品みたいなことしたりして、ねえ。それで、テスラ先生は俺に生きていく上での心構えとかを教えてくれるんですよ。でも、あまりの気高さに俺はないてしまって、そんな俺をテスラ先生は慰めてくれるんです。ねえ、テスラ先生、今俺はまた泣いてるんですよ。慰めに来てはくれないんですか?呼べば来てくれるんじゃないんですか?助けてくれ…

『アインシュタインより愛を込めて』感想(アペンド含む)

 たにぞうです。プレイするのが遅すぎてめちゃくちゃ時間が空きましたが、久しぶりの感想です。今回は多少短めになるかも。

 

 

1.UI

 バックログジャンプがないからゴミ。シーンジャンプだったかちょこちょこ戻れる機能はあったけど、それなら普通に全部戻れるようにしてくれよ。なれ合うために画像用意しないといけないんだから。デザインとかレイアウトとかはいいのにそこ一点で全部台無しだよ。あと、最初からコンフィグいじらせろ。

 

2.音楽

 素晴らしい。今作の魅力の5割くらいは音楽が占めているといっても過言ではない。使い方も結構よかったし、言うことなし。

 

3.グラフィック

 人間はいい。ヒロインの立ち絵もCGも可愛いし、漢も割かし描けてたと思う。背景やエフェクトも言うことなし。後述するだっさいロボットも一瞬かっこよく見えるくらいにはよかった。問題はロボット。一体だけ見られなくもないくらいのはいたけど、そいつにかぎってよく見えなかったから基本カス。メカ描ける人でも連れてくればよかったのに。

 

4.演技

 問題なし。よっぽどひどいとかじゃなきゃこの項目も書かないでいいか。

 

5.シナリオ

 やりたいことはわかるからアペンド含め最後までやれば悪くないけど、普通に設定は雑だし色々ガバガバだから記憶力がいい人ほど首をひねることになりそう。本編の内容をある程度忘れ始めるころにアペンドを始めるのが一番楽しめると思う。ただ、俺が間違えて覚えているだけという可能性もあるけど、同じ時間の回想なのにキャラのテンションが全然違うのはさすがにどうなんだと思った。ただ、これはあくまで終わってからの振り返りなので、実際にプレイするともう少し楽しいと思う。

 

6.テキスト

 基本的にはいい。エロゲを書くしかないような二進も三進も行かないオタクのテキストって感じで好き。ギャグも悪く無いし。ただ、戦闘どうすんのこれ。本当に何の誇張もなく「うおおおおおおおおおお」で埋め尽くされていて、開いた口がふさがらなかった。話にならない。読んでて苦痛だった。

 

7.Hシーン

 エッチ❗️👊🏿😁

 

8.総評

 結構高いし、万人にお勧めはできない。でも、サマポケ以外に好きな新島作品があるなら買ってみてもいいと思う。